先祖供養について その種類や方法

先祖供養 とは、亡くなった自分のご先祖に幸せになってもらうための、とても大切なことです。

先祖は私達子孫に命を繋いでくださった、いわば先人です。この先祖の一人でもいなかったら、自分という人間は今ここにはいなかったわけです。

ですので、親孝行と同じように、自分が幸せになる以上に、ご先祖を幸せにすることが大切で、それが自分の人生の幸せにも繋がってきます。

一般的に先祖供養とは、先祖の墓を訪れてお参りをしたり、仏壇にある先祖代々の位牌を拝んだりして、先祖の冥福を祈り、感謝の気持ちを伝えることです。

先祖の年忌法要を行うことも、先祖供養の一つといえます。先祖供養には、命のつながりの大切さを後世に伝える役割もあります。

ここでは、ごく一般的な先祖供養の種類や方法をご紹介します。

ただしここに紹介する供養のやり方はあくまでも古くからの慣習であり、ご先祖が幸せになるかどうかとは、別であるとご理解ください。

 

1. 家の仏壇に位牌を置いてお参りする

家に仏壇を置き、戒名を書いた位牌を置いて、その位牌に毎日手を合わせて感謝を伝えます。その時、お水やお茶、白米などを添えて、お参りするのが一般的です。

しかし最近はマンションに住む家庭も多く、インテリア的に仏壇を置きたくないという方も増えてきました。そこで最近は、リビングに置ける小さめの仏壇や、インテリア的にも見栄えのいい洋風仏壇も販売されるようになってきました。

さらに供養は形よりも、先祖への感謝の気持ちが大切ですから、仏壇を置かずに、棚の上などに位牌を置いたり、あるいは写真だけを置いて、そこに手を合わせるのもあります。

 

戒名の始まり

元々戒名とは、亡くなった人に付ける名前ではありませんでした。出家をした僧侶に付ける名前を戒名と言います。それがいつしか亡くなった人が成仏できるようにと、僧侶に付ける名前を死んだ人にも付けるようになったのが始まりと言われています。

ですので戒名を付けたからと言って、成仏するかしないかには関係がありません。ただお葬式の時など、親戚や参拝者への目を気にして戒名を付けるケースが多くなっています。

 

2. お墓参り

亡くなった方の遺体は火葬場で焼いて、骨にした後で骨壷に入れます。その遺骨をお墓の下に納めます。

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